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おかわり014杯目 えぞ松 神楽坂店

『ホイコーロ定食大盛』

(東京都新宿区神楽坂)

街路樹の脇にあるお店がえぞ松。支店が神楽坂界隈に何店舗かあるらしい飯田橋駅前に「えぞ松」というラーメン屋があると聞いた。そこでは、ホイコーロ定食が名物で、愛してやまない人が結構いるらしい。しかも、そのボリュームがなかなかなもので、大盛りにすると「食べきれないくらいの量が出る」というではないか。

ホイコーロ腹一杯か。悪くないな。

それにしてもラーメン屋なのに名物がホイコーロとはどういうことだ。ラーメン屋として嬉しいような悔しいような、非常に微妙な状態と言える。

興味をそそられたので、ちょうど飯田橋で用事があったことを幸いに、訪れてみることにした。

地図を調べながら現地を訪れてみると、あー、なるほど、チャレンジメニューで有名な「神楽坂飯店」の隣が「えぞ松」だったんだな。神楽坂飯店がででーんとインパクトある店構えをしているのに対して、お隣のえぞ松はちょっと地味だ。お店の間口が狭いせいもあるが、運悪く店の前に街路樹がそびえている。しかも、数軒お隣にあるステーキ屋だかなんだかののぼりが、えぞ松の二階にまで侵出してしまっている。おかげで、えぞ松がチャレンジメニューの店なんだか、石焼ステーキ丼の店なんだか、ラーメン屋なんだかホイコーロ定食のお店なんだかさっぱりわからない始末。


どうしても目につくのがお隣の神楽坂飯店自然と目線は神楽坂飯店に向かってしまう。この「美貌の盛り」では、チャレンジメニュー店は対象外。そもそも、おかでん自身チャレンジメニューに手を染める気はもう無いので、無縁のお店と言える。しかし、過去「土下座バイキング」で培ってきた闘志が若干うずくのも事実。


チャレンジコーナー。100人前の餃子で失敗したら9,600円也大食い好きな人で知らない人はいない、というのは言い過ぎだろうか。ま、それくらい有名なお店だ、神楽坂飯店は。

チャレンジメニューは写真掲載のとおり。お値段が素晴らしいが、ボリュームも素晴らしい。ま、チャレンジメニューだからな。ちなみに、予約が必要なものもあるので、飛び入りしないで事前にお店に問い合わせておくこと。


100人前を1個で作った餃子なんて冗談としか思えない店先のサンプル最下段に、チャレンジメニューを見ることができる。

左からジャンボ餃子、餃子100個、一升炒飯、ジャンボラーメン。

ジャンボ餃子は、1個で100個分のあんを包んでしまったというウケ狙いとしか思えない逸品。実際のところ、中のあんが猛烈に蒸れるせいで生地はでろでろになり、あんまり美味しいものではないらしい。しかも、これだけの重量に耐えるために相当生地は厚めらしいし。


一升炒飯は、さすがに一升なさそうだけどサンプルを信用してはいかん餃子100個。個数だけ聞くと食べられそうな気がするが、1個あたりが結構大きいのでそれなりに難儀しそうだ。

となりには一升炒飯。サンプルを見る限り、一升というのは大げさだと思うが、まあ常識を逸した量であることには変わりない。たとえこれが五合炒飯だったとしても、常人だと食べられない。私でも無理だ。


本題はこちら。お隣のえぞ松。地味すぎて横を通っても気づかないくらいだおっと、神楽坂飯店はどうでもいいのだ。今回は、そのお隣のえぞ松に訪問しようというのだから。

外観、地味だなあ。普通だったら、素通りしちゃうこと間違いなしな店構えだ。こんなお店が、実は美貌なるホイコーロ定食を出すというのだから侮れない。

店先には「ラーメン・餃子」と書いてある。ここのラーメンは果たしてうまいのだろうかどうだろうか。そっちもとても気になるところだ。


神楽坂名物ホイコーロ、なんだと。いつのまに名物になったのだ店の上には、「飯田橋名物ホイコーロ」と記された看板が。いつの間に名物になったんだろう。

店先の赤いひさしと色が違う緑色のため、同じ店とは思えない。隣の不動産屋がホイコーロをと石焼ステーキ丼を提供しているかのような錯覚を受ける。

店内は、カウンター席のみで10席ちょっとの狭い作りだった。このお店は、マーボー丼とホイコーロ定食が美貌の大盛りになるらしいと聞いていたので、ラーメン餃子には目もくれず、「自称名物」のホイコーロー定食を頼んでみた。あたりを見ると、ほとんどのお客さんがホイコーローを頼んでいる。やっぱりこのお店に来たらホイコーロを食べないといかんのだろう。


「定食」の概念を覆す、ホイコーロ定食大盛待つことしばし、ホイコーロ定食大盛り到着。

はい今ここで、猛烈に「定食」という言葉の既成概念がゆらいでおります。えーと、一体何がどうすればこれを「定食」と呼べるんでしょう。「丼」の間違いでは?

あ、おみそ汁付きですか。どうもありがとうございます。

・・・えっと、おみそ汁が付けば定食?いや、それは違うよなー、丼モノでも当たり前のようにおみそ汁って付くもんだぞ。

はて。

まあ、いいや、深いことを考えても始まらない。このお店では、この盛りつけが「定食」と定義づけられているのだから、「はぁそうですか」と納得するしかあるまい。


横から見た図。カレーをしこたま食べる人にとってはこれくらい普通盛りかな?うん、確かに量が多いといえば多いのだが、圧倒的物量作戦に基づいた盛りかといえば全然違う。ネット上で見聞きした情報だと、「食べきれないくらいの量」と絶賛されていたので、こちらは相当身構えていたのだが、思ったより普通だった。

いや、これを「普通」と思っちゃいけないのかもしれない。常識的に考えて、量はすごく多い。

でも、美貌の盛りかと言われれば、「中庸な盛り」としか言いようがない。クラスには数人いるようなレベルの可愛さの女の子、みたいな。たとえが変かもしれないが。

味の方は、一言でいうとジャパニーズホイコーロ。もともと中華料理として存在していた回鍋肉を、日本風にアレンジしたらこうなりました、という味わいだった。非常にまろやか。当たり障りが無い感じに仕上がっている。逆に、こういう「家庭の味っぽい料理」っていうのは癖になるのかもしれない。何回でも、飽きずに食べられる味・・・なのかな?

これをスプーンではなく、箸で頂く。ちょっと食べにくいのだが、ジャパニーズホイコーロである以上は箸で食べなくちゃね。

ほふほふ、はふはふ。

ホイコーローといえば、味噌が強くて塩辛かったり、キャベツからでた水分でべちゃべちゃしている印象が強いのだが、ここのはちゃんとその辺はいい塩梅だ。というより、ちょっと味が薄いくらいだ。テーブル上にはおろしニンニクや一味唐辛子、胡椒などの調味料がおいてあるので、好きに味をコントロールすればいい。にんにくをがっつり利かせると相当いい感じに仕上がりそうだが、この後打ち合わせが予定されていたので泣く泣く断念した。

ホイコーロ定食大盛り。美貌の盛りではないが、人々に愛されるボリューム感とガッツリ感、堪能させていただきました。ごちそうさまでした。

次回は、ホイコーロ定食よりもさらに盛りが良いという噂の、マーボー丼大盛りを頼んでみたい。何でも、ラーメン丼いっぱいに供されると聞く。どのような美貌っぷりなのか、楽しみだ。

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