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scene#040 [2006.09.02-09.03]

これは天災ではない、人災だ【西穂高岳】

(その10)

12:35

前方に大規模な砂防ダムが見える。

この辺りは非常に急峻な谷になっていて、崩落が激しいのだろう。


12:35

ロープウェイの新穂高温泉口駅が見えてきた。相当な急角度だ。ジェットコースターみたい。


12:40

下山完了。

日曜日午後ということもあってか、昨日は満車だった駐車場もやけにがらんとしていた。

人気があまりない道を一人、歩く。


12:45

バス乗り場に行くと、急に人口が増えた。ちょうど高山バスセンター行きのバスが到着しており、それにあわせて乗車する人の列が出来ていたのだった。

見ると、相当な大きさのザックを背負っている人もいる。裏銀座縦走をしてきたのだろう。見るからに観光客なオバチャンとの対比がなかなか面白い。山屋と観光客のちぐはぐっぷりは、上高地でも見かける光景。


12:48

松本行きのバスの時刻を確認すると、13:40発だった。あと50分ほどあるので、ちょうど良かった。温泉にゆっくりと浸からせてもらおう。

松本行きのバスを待つ、登山ザックの行列は既にぞろぞろと並んでいた。自分も、そのザック列の最後尾にザックを置き、洗面道具を手にアルペン浴場へ。


12:49

ありがたいことです、アルペン浴場。寸志を入れる箱があったら、是非ともお金を入れたいところだ。

バス乗り場近辺には結構人の数がいるにもかかわらず、風呂場は相変わらず空いていた。あまり知名度が無いらしい。少なくとも、観光で訪れた人は一人も入浴していなかった。


13:19

掛け流しの温泉を満喫したあと、ほーっと放心するわたくし。まだバスの出発時間まで時間があるし、さてどうしたもんか。


13:20

眺める先は、残暑厳しい夏の空。いやあ、緑深くていい眺めだなあ・・・。


13:28

ちょっと奥まで歩いてみる。

橋を渡ったところに、なにやらお地蔵さんでも祀ってあるかのようなこじんまりした建造物があった。見ると、温泉がわき出ている。


13:29

足湯、ならぬ飲用温泉だった。

源泉温度が高いので、足湯に適した温度にするのが手間だったのかもしれない。もう、じゃあじゃあ源泉をだしておくから飲め、と。

泉質は、単純硫化水素泉。


13:29

壁には、「奥飛騨温泉郷日帰り立ち寄り湯のご紹介」という案内がぶら下げられていた。

こんな山奥の温泉地だというのに、これだけの日帰り入浴受け入れ施設があるというのは驚きだ。

どれ、折角だからどれか一つに入ってみるか、という気持ちにもなるが、松本行きバスは一日2便しかなく、これを逃すわけにはいかないので断念。大人しくここで温泉を飲んで憂さ晴らしをしよう。


13:31

ぐぐぐい。

今回の山行はビールばっかり飲んでいた印象があるけど、最後は温泉でシメるという、健康なんだかそうでないんだかよくわからない終わり方。

なお、飲用による効能は、痛風、糖尿病、便秘なんだそうで。あれ、僕はそのどれも該当しないや。


13:47

バスは松本に向けて出発。車が行き違うのも若干難儀する狭い道を進み、文明の里へと戻っていく。

今回の旅は、焼岳に行く予定が中止になったりして、なんだか不完全燃焼っぽい印象があるが、実際旅をした身としては、岩山登りを楽しめたし、現状の体力に即した無理のない登山だったし、ビールを様々な形で美味しく頂けたし、大変によろしかったんではないかと、かように思うわけです。

ってなわけで、風呂上がりということもあって、ぽーっと充実感で頭がぼんやりした状態で、山を後にしたのであった。いや、楽しかったです。やはり、山は山中一泊してこそ、楽しいね。

しかし、この後仕事が激しく忙しくなってしまい、今シーズンはこの登山一回だけで終わってしまった。来シーズンこそは、なんとか登りたいものだが・・・。

(この項おわり)

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