ホーム >胃袋至上主義宣言[連載] > 保田漁港・ばんやの魅力[ばんや紀行写真集(1)-1]
この「胃袋至上主義宣言」で「ばんや」を取り上げて以来、Yahoo!やGoogleで検索をかけてやってくる人が非常に増えた。どうやら「ばんや」「保田」などのキーワードで検索をかけているようだ。面白いもので、金曜日から土曜日にかけて、急に「ばんや」で検索をかけてくる人が増える。恐らく、週末の旅行計画を立てる際に活用するのだろう。アワレみ隊OnTheWebは非常に広大な敷地面積を持つテキストサイトだが、こんな特徴的なアクセスをされるページは他に存在しない。
他の「ばんや」紹介サイトをざっと見てみると、思ったより料理の写真が少ないことに気づく。「ばんや紀行」は、アワレみ隊においては標準的なレポート記事だが、案外こういうサイトって有りそうでないものだ。
というわけで、今回は、「ばんや紀行(2)」で紹介した以降にばんやに訪れた際の写真をざっと掲載しておこう、というわけだ。写真枚数が多いので、説明は極力省略。
お品書きはこちら。(クリックすると拡大します)
天気が良かったこともあり、ボード一杯のメニューが並んでいた。
イカ塩辛。
単に辛いのではなく、非常に深い味わい。これは酒党にはたまらない。
ただ、残念ながらビールにはあわない。濃厚すぎる。
イカかき揚げ。
ものすごくでかい。というか、岩石みたいな感じ。
イカをサイコロ状に刻んだものが、みっちりと。これを噛んでみると、よくある「ゴム状」のイカではなく、柔らかく、甘みのあるむっちりした味が口の中に広がる。美味しい!
これはビールだな。あ、すいません、ビール持ってきてください。
左から、ウルメ鰯刺身、金目刺身、ダルマいか刺身、あじなめろう。
どうやらここ「ばんや」では金目鯛の刺身はいつでも提供しているようだ。金目鯛は煮付けるもんだ、という印象が強いが、お刺身もなかなか美味しい。
ただし、身がむっちりとしすぎて、かみ切るのに苦労する。だから、食べた際のトータルバランスとしてはあまり良いお刺身ではないような気がする。
ムシガレイ唐揚げ。2匹で1000円。
1匹500円でいいじゃん、と思うが、必要以上に気合いを入れて盛りつけるのがばんや流。
なんだったか忘れた。具が表面に見えてない。
恐らく、ひらめのあら汁だったと思う。
ひらめであら汁をとろうってんだから珍しい。
ハゼの化け物かとおもったら、ホウボウ。この料理は方々の煮物。1,000円。
顔がこっちを向いていると結構グロテスクなので、極力反対に向けて食べる。
太刀魚の天ぷら。これだけあって600円は相変わらず安い。
このばんやで、魚の天ぷらを食べると本当に感心する。「魚の美味さを逃がさないように衣で封じ込めた」という感じがひしひしと伝わってくる。
ばんやの定番、朝採れ850寿司。9カンで850円はお得としか言いようがない。
この日(というか、この時間)のネタは、
鯛、コノシロ、穴子、スズキ、イカ、ムツだった。ムツのにぎりなんてちょっと珍しい。
この朝採れ寿司、時間と共にお品書きが変わる。ネタ切れになり次第変更、ということなのだろう。どうやら、時間が遅くなるに連れて9カンのうち重複するネタが増えてくる傾向にあるような気がする(未確認)ので、早めに注文したほうが良さそうだ。
こちらは、ばんや寿司。普通の寿司屋でいうところの「上寿司」にでも相当するのだろう。1650円。朝採れ寿司の倍近く高い。その代わり、10カンと量は若干増えているし、ネタの重複が無い。
ネタの鮮度、ボリュームからして1,650円でもまだまだお得感が高い一品だ。しかし、850円というのを目の当たりにしてしまうと、「ちょっと高いなあ」という印象をどうしても持ってしまう、損な役回りの料理。
ちなみにこの日は、ムツ、スズキ、金目鯛、ヒラメ、鯛、サザエ、カンパチ、海老、穴子の組み合わせだった。
お刺身定食。お刺身盛り合わせ1,200円+定食セット250円=1,450円でこちら。
お刺身は、厚切りの金目鯛、スズキ、イカ、鯛、ヒラメ。ボリュームがすごい。これだけ食べても、お腹一杯だ。
周りを見渡すと、大抵のお客さんは「朝採れ850寿司」もしくは「天丼系の料理」を頼んで、プラス1品程度単品で頼んでいるという感じだった。どの料理も量が多いので、それくらいの注文の仕方をしないと、残してしまいそうだ。
逆に、我々のように居酒屋的にアラカルトで注文している人は案外多くなかった。客層が、中年くらいの人が多かったという事も関係しているのだろうか?
さて、日時は変わって今度は2003年12月14日。赤穂浪士の討ち入りの日にばんやに討ち入りだ。
この日も、御膳11時・・・あ、漢字変換ミスだ、よっぽどお腹が空いていたらしい・・・御膳11時過ぎに現地入りしたのだが、既に客席は一杯。一体どこからこのお客さんが湧いてくるのか、さっぱりわからない。
客席は、どう見ても「団体観光客向けの食堂」の風情がある巨大さ。ほら、よくあるじゃないですか、ドライブインの2階が食堂になっているやつ。ああいう雰囲気なのに、各テーブルに座っているの全て個人客なのだからすごい。
冬の海の幸を、という事で期待してやってきたのだが、既に何品かは売り切れになっていたようだ。赤いプラスチックの札が、メニューボードにかけられて字を読めなくしている。
お勧め品でカワハギが出ているようだ。これはあとで頼んでみることにしよう。(写真はクリックすると拡大します)
金目鯛の刺身。1,000円。
非常にもちもちしていて、肉厚のせいもありかみ切るのに苦労する。結局、「途中で噛みちぎる」ことを断念し、一口でごっくん。
喉に詰まりそうだ。
甘みがあって、非常に美味しい。根気がある人は、噛み切れないのを我慢してくっちゃくっちゃと噛んでいると良い。
さんが焼き。
イワシハンバーグ、と言って間違いないな、この料理は。
イワシをたたいてみじん切りにして、葱や味噌とあえたものが「なめろう」。それに火を通したものが「さんが」。いずれも房総半島の名物だ。
しょうゆだれにつけて頂く。うん、適度な青臭さが、焼いた香ばしさと醤油のふくよかな香りに包まれてとても美味しい。
今日は車で訪れているのでビールは無し。残念。
カワハギあら汁。300円。
わずかに骨周りに残った身をこそげおとしつつ、おみそ汁をすすると結構至福の時。
しかし、他の料理を食べるのに夢中になってしまい、気がついたら冷めているというのが非常に悲しい。
おみそ汁は温かいがいいに決まっているが、あら汁に関して言うと、温かくないとダメ。
えっと、これ何だったけ。
ヒラメ刺、1,000円だったような気がする。
イカかき揚げ(600円)がうまくてかなわんのです。
今回もまた注文してしまった。ここに来ると、ほぼ必ず注文しているような気がする。
甘くて柔らかくて美味い!と絶賛なのだが、一緒に来た連れが「あんまり天ぷらは好きじゃないんで・・・」とちょっと箸をつけただけだった。
残されたのは、おかでんの眼前に迫る圧倒的な天ぷらの量。
さすがに、美味いもんでも大量に食べると味にうんざりした。物事は何でも適量がよろしいですな。うっぷ。
本日の朝採れ850寿司。
イナダ、金目鯛、あじ、ムツ、メジマグロの組み合わせ。
折角ばんやに来たのだから、お寿司というご飯ものを食べて満腹になるんじゃなくて、いろいろな料理を単品で注文+定食セット一つ、という組み合わせがいいと思う。
しかし、連れの人は初訪問ということもあり、「やっぱりそうはいっても、まずはお寿司を」ということで朝採れを注文していた。
このお寿司のシャリは、当然寿司マシーンで握っているわけだが、厨房を覗いてみたら寿司マシーンフル稼働状態だった。みんな注文しているな、さては。
タコブツ600円。
以前、このメニューは食べたことがあったので、ボリュームは十分承知していた。だから、注文するのには腰が引けていた。しかし、連れが「タコブツいいですねぇ」とか言って、注文してしまった。
届けられたのが、これ。二人で食べるには多すぎる量。これだけでお腹一杯になるぞ、おい。
4人くらいで食べるのが丁度良い量ですねぇ。だとすれば、4人で割り勘すれば一人150円。安い。
本日のおすすめ、という張り紙がしてあったので、活カワハギの刺身を注文してみた。1,200円。「活」ではないカワハギの刺身は1,000円だ。どう違うのだろうか。
カワハギの白身は、透き通るような透明で・・・あ、本当に透き通っているぞ・・・とても清涼感がある。何だか食べることに罪悪感を感じさせる、清純さ。でも、食べるぞぉ。
「うっそ、信じられん。俺一体どうしてこういう境遇になっとるん」
と、息絶え絶えで身を震わせながら己の境遇に抗議している、骨と頭だけのカワハギ君には悪いと思いながら、刺身を頂く。うん、美味しい。
カワハギ君、悪いけど「覆水盆に返らず」って言葉があるでしょ。こうなっちゃったらもうどうしようもないのだよ。
罪悪感をちくりちくりと感じながら食事をするというのは、「食べ物を粗末にしない」ためにも結構重要なことだったりして、と自己弁護してみる。