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宣言#004 保田漁港・ばんやの魅力

魚まみれお泊まりオフ-2

ばんやの湯値段表二時間半ほど、わーわーと大喜びしながら箸を振り回し、気が済んだところでお店を後にした。入り口では、通行するのさえが困難なくらい、順番待ちのお客さんで一杯だった。一体どこからやってくるんだ、この人たちは・・・と思う。ま、我々もそのうちの一人だが。

車からお泊まり道具を取り出し、ばんやのお隣にある「ばんやの湯」に向かう。本日のお泊まり先だ。現在、魚尽くしでお腹一杯ではあるが、まだまだこれは序の口。魚三昧全3食のうちの1/3をクリアしたにすぎない。

「もう魚を見たくない!という気持ちになった?」

「まだ大丈夫」

そんなやりとりが交わされる。

12時30分ということで規定よりも相当早めのチェックインだったが、5分ほど待った程度ですんなりと部屋に入れてくれた。全4部屋しかない宿なので、ここら辺の融通は利くようだ。ありがたいことだ。ただし、4部屋であるがゆえに、週末の予約が困難だ。場所柄、宿泊するにはちょっと向いていないような気がするので、ここに泊まる人は確信犯で「ばんや魚尽くし」を狙っていると思われる。

この宿は、1泊2食つきで10,500円。素泊まりで6,300円。せっかくここに泊まるのに素泊まりはアホみてぇ、と思うが、ばんやの豊富なメニューをアラカルトで頼んだっていいわけだ。これはこれで賢いお泊まり方法かもしれない。

朝ご飯にも舟盛が付くよ、という予告文言に血湧き肉躍る一同。アンダーラインがわざわざ引いてある、ということは宿側も相当の自信作なのだろう。


ばんやの湯でも立ち寄り飲食可能ばんやの湯は、入り口入って玄関の正面がお風呂、右手が宿泊施設、左手が休憩所兼宴会場となっている。宴会場では、ばんやのメニューと全く同じものを食べることが可能だ。ばんや本体が混雑しているとき、このばんやの湯に来るというのは案外穴場といえる。

建物は道路を挟んで別の位置にあるので、お昼時はばんやの勝手口からばんやの湯の勝手口に、ひっきりなしに店員さんが料理を運んでいた。さすがに、ばんやの湯厨房では一から調理はしないようだ。

宴会場入り口には、サンプルが置いてあった。サバ唐揚げあんかけ、カマスフライ、さんが焼き。どうやらこの3品を本日の特推品と決めたのだろう。

宴会場を覗いてみたら、ぎっしりとお客さんが埋まっていた。「穴場」だと思っていたのだが、こちらもすっかり一般的に定着しちゃったようだ。お風呂と生ビールがセットで割引、というサービスをやっているせいか、生ビールを飲んでいる人が非常に多いのがこちらの特徴だった。


4部屋しかない宿泊部屋の一つ。シンプルかつ清潔通された部屋は、通路を挟んで海側と山側の二部屋。男性陣と女性陣に分かれて、それぞれ部屋に入った。

こちらは男性が陣取った海側の部屋。

まだ新しいせいもあって、シンプルながらも清潔感ある部屋だ。トイレ付き。バスはついておらず、シャワールームがあった。まあ、風呂は20mも先にいけば大浴場があるので、設置する必要などさらさらない。こういう割り切り方、いいよな。


眺望は期待できない障子をがらりと開けてみた。

ぬぅ、目の前には道路と駐車場にびっしりと停められた車。

景色という点では全く期待できない。あと、すぐ目の前を人や車が通りすぎるので、原則障子は閉めておかないと。


山側もすぐ側に道路が走っているので眺望は無理こちら、山側の部屋。

ありゃー、こっちは国道に面しているのだけど、竹で編んだ塀が眼前に迫っていて、こちらも景色ゼロ。ただ、障子は開けていても特に問題はなさそうだった。

ま、ここにきて「眼下に見下ろす絶景が楽しみでねぇ」なんて言うやつはいない。腹一杯お魚を食べて、夜になったら「ううもう食べられない」と布団にひっくり返ってさっさと寝ろ、と。


富浦の海岸で海水浴を楽しみ、夜に備える夜の、ばんやの猛攻に備えて英気を養うことにした。

夏の総決算、というサブタイトルがついた今回のオフ会、夏といえば海水浴でしょう・・・ということで館山ちかくの海水浴場に行った。2時間ちょっと、泳ぐ。


道の駅とみうら名物のびわアイスを食べる帰り、花火及びスイカ割り用のスイカ購入のため立ち寄った富浦で、名物のびわソフトを食べることにした。

びわソフト、道の駅とみうら周辺には何店舗か提供するお店があるのだが、そのいずれもが微妙に製法が違う。どれが一番美味しそうか、うろうろしながら吟味する我々。


お店によって製法が全然違うびわアイスほら。同じ「びわソフト」といっても全然違うでしょ。

左は、バニラソフトの中にびわが練り込まれている状態のもの。

右は、びわのジャム状のものがソフトにかけられているもの。

いずれも優劣はつけがたい出来だったが、バニラの味わいが強いせいもあって「・・・で、びわって本当はどんな味なんだっけ?」と食べ終わってみんな首をひねっていた。

「こんな味だったっけ?」「さあ?」


粗挽きソーセージ定食、という言葉にひかれてしまった自分が悔しいびわソフトを購入したお店の隣に、「魚食堂 北浜」というお店があった。

魚食堂というだけあって、金目定食、海鮮丼、刺身定食・・・といろいろな品揃え。しかし、その中に異彩を放っていたのが「荒挽ソーセージ定食900円」の文字。

「うわ、ちょっと惹かれる自分がいる」

「惹かれますねぇ。荒挽きっすよ、おかでんさん。そそられまくりっすよ」

「いらっしゃい。どうぞ良かったら食べていってくださいねー」

わ。店員さんが出てきた。いや、食べたい!という気持ちは満々なんですが、今お腹空いていないし、これからボリューム満点の舟盛夕食が控えてますし。ごめんなさい。

「荒挽きソーセージっていう文字に惹かれたってことはだ、既にお魚づくしで相当嫌気がさしてるって事なのかな?」

「そうかもしれませんね」

ちょっと嬉しくなる。魚を見るのもイヤになるくらい、魚を食べよう!というのが今回の企画主旨。既に目的達成しつつあるわけか。でも、そうはいってもまだ「夕食の刺身盛り、楽しみだなあ」と思っている自分がいるわけで、真の意味で「魚見たくない」症候群にはなっていない。もうちょっと魚を食べないと。


ばんやの湯のパンフに掲載されている夕食の写真でイメージトレーニングスイカ、花火の買い出しを終え、ばんやの湯に戻ってきた。夕食は18時なので、まだ1時間ほどある。たっぷりと、まずはお風呂に入って夕食に備えよう。

ばんやの湯は、「高濃度炭酸温泉」を名乗っている。温泉、といっても御利益ありまくりなものではなく、人工的に作り上げたものだ。早い話、炭酸ジュースを作るがごとく、お湯に炭酸を混ぜたものがこのばんやの湯のお風呂だ。炭酸泉の効能は、血行が良くなること、身体が暖まりやすいこと、弱酸性なので、肌が綺麗になることが揚げられる。ドイツの方では炭酸泉が結構多いんだとか。

実際、入ってみると体中に気泡がつくのがわかる。細かい気泡が身体中にびっしりとつくので、身体からオーラを発して光っているように見える。炭酸泉の場合、通常の湯温よりも2-3度ほど高く 感じられる。結構あっけなく、のぼせ上がる事が可能。


この廊下をまっすぐ行けばそこには舟盛りが!さあ、夕食時だ。宿泊スペースからまっすぐな廊下を通って、宴会場に向かおう。

隣の部屋は、人数が少ないということもあって部屋食になっていた。我々は、6人という大所帯であるために宴会場夕食となる。宴会場は、まだ日帰り入浴のお客さんがいっぱい食事をしている場所なので、我々だけ浮いた状態での食事となる。浮く、ということは分かっていてもあえて僕は浴衣を着用して、宴会場に向かう。「僕、今日ここで宿泊なんですすごいでしょエヘンエヘン」という、さりげない自慢。


一般の立ち寄り客がいる中、宿泊客の我々が食事をするさすがにお昼時ほど混んではいなかった宴会場。従業員さんに「あちらです」と指さされた場所は、部屋の一番片隅で、窓側の席だった。なにやら、他のテーブルとは異彩を放っている。ごてごてとお皿が並べられているぞ?


なんだか周囲から浮きまくりな舟盛りの席ですあはは。

もうね、笑っちゃうですよ。でででーんと、ホントにでっかい舟盛りがテーブルの真ん中に用意されてるんですもの。えっと、ここって数十人規模の立食パーティー会場でしたっけ。・・・そんな感じの、デカさ。

みんな、嬉しい気持ちと、待ちこがれていた舟盛りとのご対面に恥ずかしくて照れる気分をごっちゃまぜにして、複雑な笑顔を浮かべながら着席した。


もちろん舟盛りだけでなく、自分専用の料理もある舟盛りに目が釘付けにあんってしまうが、まずは自分専用の料理もチェックしておかないと。デカい舟盛りとの対比になってしまうので、思わず「小皿料理」と形容してしまいそうだが、決してこれだって小さいお魚ではない。

金目鯛の煮付けがあって、海老をはじめとした数品の天麩羅、そして酢の物。茶碗蒸しや陶板焼きといった凝った旅館料理ではない。至ってシンプルだ。とはいっても、これだけのキンメが一人一匹出るって、さりげなくすごいことだと思う。


激しい勢いの舟盛り。6人前とはいえやりすぎだんで、さっきから気になってしょうがねぇ刺身盛りだ。

見よ、このボリューム。6人前なので、一人前あたりどれくらいになるのかちょっとわかりにくいが、とにかくでかいぞ、大きいぞ。切り身一切れのデカさ、分厚さは写真からでも十分に分かって貰えると思う。もうね、見ただけでね、お腹一杯になるですよこれは!

普通、船のへさき部分には海草やわさびを配置してお茶を濁すものだが、この舟盛りの場合、先端までびっしりとお刺身三昧。鯛焼きのアンコがしっぽまで一杯!というお得感を遙かに超越した、すげー盛り方になっているのであった。

見ているうちに、何だか息苦しくなってくるような、そんなお刺身。

おかげで、何の魚が盛られていたのか忘れてしまったぞ。えーと、金目鯛、カンパチ、イワシ、メジマグロ、あと何だったっけ?覚えていない・・・。(オフ会に参加した人の情報求む)


まわりは全部日帰り客。周囲のお客さんは、風呂上がりなので生ビールを飲んでいる人が多かった。しかも少人数での来店、ということもあってビール+ちょっとしたお魚料理、という注文の仕方が大半。それに比べてこちらのテーブルの派手なこと派手なこと。お客さんの視線が痛いぜ。

我々はしばらく、まるで結婚披露宴のケーキカットみたいに、カメラを手にバシバシ写真をとりまくっていた。異様な光景だ。


自動生ビール注ぎマシンに感心もちろんビールを頼まなければ、ということで生ビールをオーダー。もうこの後、車を運転するといったことはないので、飲みたいだけ飲んじゃってください状態。

ここは厨房スペースの関係か、客席内のメニューボード下にビールサーバーなどが据え付けてあった。おや、生ビールサーバーは自動化されてるぞ。

ジョッキを据えてボタンを押すと、あとはじょーっと自動的にビールが注がれるという便利な仕組み。注ぎはじめは、泡がでないようにジョッキが30度ほど傾き、ビールが注がれるに従って角度がゆるやかになっていく。で、最後は泡だけが追加で注がれて、完成。よくできたもんだ。

でも、左右のジョッキで泡の出方が違うようだ。さすがビール、ジョッキの清潔度や温度などいろいろな要素で仕上がりに差がでるということか。自動化されていても、こればっかりはどうしようもない。


メニューボードは昼間とあまりかわっていないメニューを眺めてみた。お昼とほとんど変化はないようだ。今日もお客さんはとても多かったことから、よっぽど本日のお魚はたくさん捕れていて、在庫に余裕があったということなのだろう。時によっては、昼過ぎにはメニューが随分と寂しくなっている事もあるのだが、本日はほら、「売り切れ」札が増えてきているものの、まだボードにはいっぱいの料理が。

ミンククジラはまだ健在。頼む人が少ないのか、それとも大量だったのか、いやいや一匹からすごくたくさんの肉がとれるのか。謎だ。


夕食の炭水化物は5カンのお寿司だけビールを飲みながら、目の前の魚を頂く。お昼食べたものと一部重複するなーと思いながら食べ進めた。「夜にはキンメの煮付けが出る筈だから、お昼に注文するのはやめておこう!」ということは事前に計画していたのだが、肝心の舟盛りのことはすっかり忘れていた。舟盛りに刺身がてんこ盛りされるのは分かっていたことだったんだから、お昼はお刺身や活き作りの注文を減らしておくべきだったか。

お酒を飲まない人もいるし、お酒を延々と飲んでいる人もいるので、従業員さんに「先に全部料理を持って来ちゃってください」とお願いした。すると出てきたのが、ご飯・・・ならぬ、お寿司。ここでもしつこいくらいにお魚登場。

まぐろ、金目鯛、鯛、イカ、イワシ。5カンで登場。

炭水化物は、これにて終了。ご飯党の人にとっては結構しんどいシチュエーションといえる。ご飯、極少。

この夕食においては、主食はご飯で、おかずを食べるという構図は全く存在しない。主食:刺身。おかず:その他魚料理、という構図だ。これが結構きつい。

宿側としては、「ご飯食べて胃袋ふくらませるくらいだったら、魚食え、魚を!」ということなのかもしれない。その挑戦的な態度非常にエクスタシーです。たまらんものがあります。我々の旅の趣旨を十二分に理解してくださっている。

とはいっても、案外食べられないもんですな、魚ってもんは。


ご飯なしで魚ばかり食べているとだんだん疲弊してくる「僕なんてね、ビール飲みだからお酒飲んでいるときはご飯食べないの。だから、シメでラーメンやご飯さえ食べなければ、ローカーブダイエットと同じことになるんだ。たくさん飲み食いしても太らない。この半年で体重を減らしたのは、飲酒時と後に炭水化物を採るのを控えているからなんだ」

なんて語るおかでん。「ビール飲みにはご飯はいらねーよ、お寿司5カンは丁度いい塩梅だぜ」なんて調子こいていたのだが、だんだんと箸がすすまなくなってきた。

「おい!まだお刺身たくさん残ってるぞ。みんな食べなくちゃ。これが目当てでばんやまでやってきたんだから」

「いや、食べてますよ。おかでんさんこそ食べてないんじゃないですか?」 「アホいえ、食べとるわい」
「じゃあ、この2切れは食べますんで、残り2きれはおかでんさんが」

気が付くと、刺身の押し付け合いが始まっていた。うーん、人間って案外生魚はたくさん食べられないものだ。

「揚げ物や煮物だったらまだ食べられるんですけどね、刺身だとなかなか量を食べられないですねえ」

参加者の一人、だておーが呻く。

たぶん、この日参加したメンバー全員が、「今までの人生で経験したことのない、大量のお刺身を食べた」経験をしたことだろう。そんな状況、誰も想定したことがなかったので困惑と動揺が全員を包み込んでいた。


昼に続いて夜もあさり汁とご対面みそ汁椀は、あさり汁だった。おや、お昼注文したやつが、また。

そうだよな、ここはばんやだ。みそ汁だって、単に葱とか豆腐を入れてくる筈がないよな。絶対、海の幸を入れる筈だと思っていたのだが、あさりときたか。

あさりが、まるでシジミ汁のようにざくざくみそ汁の中に入っていた。

お昼頂いたものよりも味が濃厚で美味なり。


この後スイカ割りやるつもりだったのに、デザートでスイカが「こんな状況じゃ、この後予定していたスイカ割りできないかもしれないねえ」

既に満腹状態な全員は、これ以上スイカなんぞ食べられる状況ではなかった。とはいっても、さっき買ったばかりのスイカを無駄にするのも勿体ない。どうしたものか。

・・・と思案していたら、従業員さんが「デザートでーす」といって、スイカを運んできた。

あまりの絶妙なタイミングに、一同驚くやら爆笑するやら。

「何だ?このばんやは?我々の行動を見透かしているかのようだ」

「食べきれないくらいの刺身を出してみたり、我々のスイカ割りを先回りしてデザートでスイカを出してみたり、すごいな、お店側が良心的な嫌がらせをしているとしか思えん」

これでも食らえ、という表現はまさにぴったり。お店が意図的に「さあどうだ、もうこれで降参するか?」と挑発しているような気になってくる。いやはや、参った。

スイカは、とても甘くて美味しかった。

「くそー、これでマズかったら文句のつけようもあるんだけど、スキがないんだよなあ。甘くてとても美味しいではないか」


巨大金目鯛とはいっても、まだ舟盛りには結構な数のお魚が乗船中。早いところ、下船願わないと。

ふぅ、金目鯛クリア。

それにしてもでかい金目鯛だなあ。これがお刺身になっていたのか。


なんとか全部食べましたよ・・・。舟盛り。最後、残飯処理班のような立ち位置になりつつ、おかでんが責任持って残さず食べ尽くした。普段のおかでんは、刺身のツマ好きであり、お刺身以上に刺身のツマを食べる性分だ。しかし今回は、さすがにツマを食べ尽くすのはご勘弁願った。食べられませんよ、こんなの。

一体ツマを作るだけのために、どれだけの大根が使われたんだろう。千切りにするとかさが増えるとはいえ、これだけのボリュームだ。大根1/2本くらいは使っているんじゃないか?


部屋に備え付けの冷蔵庫の中身「ふー、食べ過ぎたぁ」とお腹をさすりながら部屋に戻る。

通常、「食べ過ぎ」というのは脂っぽいものであったり炭水化物系のもので腹が満たされた時だ。そんな時の腹の張り方とはちょっと違う、何だか微妙な満腹感が身体を支配していた。

「なんかね、もうちょっと何か食べたい気がするんだけどね、お腹が一杯なんだよこれが」

おそらく、炭水化物不足による物足りなさなんだろう。そういえば、この夕食は肝心のビールがあまり飲めなかった。楽しみにしていたんだけど、目の前の刺身をやっつけるのに必死で、お腹が一杯になってしまった。ビールは、空腹時でないと美味しくないので、途中から飲めなくなってしまったのだった。残念。

無類のビール好きを自認しているのに、それでも飲みたくても飲めなかった、そんなばんやの夕食。恐るべし。

部屋の冷蔵庫をがばっと開けてみたら、缶ビールやらジュースが一杯詰め込まれていた。ビールは1本280円。10mほど歩いた先にある、入り口の自販機だと250円なので、冷蔵庫からビールを飲む必然性はまったくない。ちなみに、飲み足りなかったakeさんは冷蔵庫からビールを取り出して飲んでいたが、翌朝自販機で同じビールを購入し、冷蔵庫に補充していた。なるほど、賢い。


外から見た夜のばんやの湯夜の「ばんやの湯」。

ばんやは既に閉店しているが、ばんやの湯は24時間営業なのでまだ明るい。24時間営業って言ったって、誰が夜中にやってくるんだよと思ったが、深夜にお風呂に入ってみたが常に誰かが入浴していた。結構人気があるらしい。おかげで、浴槽の写真を撮りそびれた。普通、深夜だったら誰もいないので写真撮影の絶好のタイミングなのだが。


駐車場で花火を楽しむお昼は車で一杯になるばんやの駐車場で、花火大会を開催した。8月末ということで、大量の花火を格安で購入することができた。圧倒的物量にモノを言わせ、休むことなく花火に点火しつづけた。

参加者全員、童心に返って「わー」「きゃー」と言いながら花火と戯れていた。

ただ、童心・・・と必ずしも呼べないのは、みんな携帯の写メールで花火の写真を撮っていたところ。時代は流れる。


大漁旗は片付けられ、代わりに朝定食ののぼりが立っていた1時間ほど花火を続け、身も心も大満足したところでお開きとなった。後かたづけをして、部屋に引き上げる。

そういえばお昼みかけた大漁旗はどうなったのかな、と思って国道沿いの看板を覗きにいってみた。ああ、さすがに大漁旗は片づけられていた。その代わり、「朝定食」というのぼりが。相変わらず商売熱心だなあ、ばんやは。


ばんやの湯を示す電光掲示(1)ばんやの湯入り口近くの国道沿い歩道には、こんな看板まででていた。

うーむ。


ばんやの湯電光掲示(2)。24時間オープンらしいもっとも「うーむ」だったのは、これ。東京方面からばんやを目指すと、まず真っ先に目に付く。

お昼でも相当に目立っていたのだが、夜になると発光するとは思わなかった。周囲から浮きまくりだ。


お風呂に使われている炭酸水は持ち帰りができる何度も「うーむ」と言いながら建物内に戻る。

もう23時近いというのに、まだまだ風呂上がりのお客さんが結構いる。繁盛しとるなあ。

宴会場は、20時をもって飲食オーダーを終えていた。このため、風呂上がりの人は玄関ロビーの狭いスペースでくつろぐことになる。

ロビー脇には、無料で炭酸水をお持ち帰りできる蛇口が用意されていた。炭酸水は身体にいいそうで。


富浦で買ったびわ酒を晩酌とする部屋に戻ってから、富浦で買ってきたびわ酒を飲んでみた。あまく、こってりとした出来はシロップを連想させる。とはいっても甘すぎず、あとを引かない味なのでお酒初心者には向いているかもしれない。

「明日朝も刺身盛りが出てくると思うと、わくわくしちゃうな」

という自虐的な冗談を言いつつ、就寝。

(2005.09.22)

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