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宣言006 半径50mの世界食べ歩き

2005年秋 居ながらにして世界旅行 -3

短パン姿で指揮が行われる外語大交響楽団腹ごなしに交響楽団の演奏会を聞きに行ってきた。文化祭なんだから、アカデミックな体験もしないと。

体育館を会場にしていたため、音響がめちゃめちゃ。音が会場内に反響しくって何が何だかもう、という状況だったが、選曲の妙もあって楽しめた。一曲目が「王様のレストラン」だったからなあ。あと、指揮者が短パンという気楽さが心地よい。


いただきマレーシア腹ごなし完了。

演奏会終了後、また円形広場に戻って物色を続行。いつまで続けるんだ?と自問自答してしまう。

こちらはマレーシア語学科。「いただきマレーシア」という店名らしい。よくわからんが勢いのある店名だ。

この地に訪れる前、同じ職場にいる外語大卒の新入社員に「どのお店がお薦めだ?」と聞いてみたところ、「そうッスね、マレーシアなんていいんじゃないですか。ネイティブの人が居ますし」と言っていた。なるほど、確かにマレー人っぽい人がお店にいる。

ちなみに、その新入社員が属していた学科の料理はどうか?と問うてみたら、「ああ、悪くはないと思うんですけど、ぼったくってますからね?」だ、そうで。


マレー語学科の料理は全てハラルを使ってるんだそうでお店の前には、

「マレ〜シア語の屋台はムスリムの方々も安心して召し上げるために全ての材料はハラルの食料品を利用しております」

という張り紙がしてあった。なるほど、徹底しているな。ハラルの食材を手に入れるのは高くつくだろうに。


マレーシアのチキンスープカレーwithウコンパンこのお店の売りは、チキンスープカレーらしい。ウコンパン付きなんだと。ウコンパンというのに惹かれて、購入してみることにした。350円。


スープカレーwithウコンパン。パンというか、ナンのようなもの何だかお持ち帰り牛丼の容器みたいなものに入れられて出てきた。

ウコンパン、といってもクレープの生地みたいなもので、ぺらぺら。美味しかったのだが、ちょっとビジュアルとしては「あれっ?」という感じだった。


インドネシアの民族舞踊。目で魅せる技法が素晴らしいインドネシア舞踊のサークルがこの学校ではあるらしい。派手な衣装を身にまとい、こってりとしたお化粧をした女性達がガムランの音に合わせて華麗に舞っていた。ほー。これは面白い。外語祭ならでは、という感じがする。


大盛況ベリーダンス。200円払っても見る価値あり!素晴らしい!なにやら行列が出来ている教室があるから不思議に思っていたら、ベリーダンスだった。20分おきくらいで総入れ替え制になっていて、一公演につき200円の入場料を取る。入場料!?と思ったが、教室はぎゅうぎゅう詰めの大人気だ。

何事か、と思って見てみたのだが、なるほどこれは凄い。ベリーダンスとは、アラブ方面の女性の踊りで、腰をくねらせて踊る。じゃらじゃら装飾がついたビキニのような服で踊るので、肌の露出は多め。だから、セクシーさが売りの踊りなんだろうと最初は思った。しかし、実際に踊りを見て驚いた。やらしさが全くなく、なんかもう、女性の身体の美しさの具現化、といった感じ。すごく綺麗で、美しく、神々しくさえあった。思わず見とれてしまい、軽く感動。これは200円払ってでも見なくちゃ駄目だ。絶対お薦め。

ガイジンさんがベリーダンスをやっても「なるほどねー、外国にはいろいろな文化があるねー、綺麗だねー」で終わっていたと思うのだが、日本人女性がやるからこそ「ほぉー、凄いなあ」って驚きと感動を覚えるんだろう、多分。


さすがに日が傾くと人影もまばらになる日が傾きはじめた。

円形広場の人も、随分とまばらになってきた。

11月23日勤労感謝の日。今日が学祭最終日ということもあって、お店周辺では既にディスカウントが始まっていた。食材が売れ残っても邪魔だ、中には「おいおいそこまで値下げするか?」といった価格で調味料や食材が売りに出されていた。


ポーランド語学科の語劇「絵姿女房」のフィナーレせっかくだから語劇を見てみよう、と思い立ちポーランド語学科の「絵姿女房」を見てきた。舞台の両脇にはテロップ機が置かれ、日本語訳が表示されるので安心。

聞き慣れない言葉で日本昔話を演じる妙。なかなかに知的好奇心を満たしてくれる劇だった。

上演者は8名、ということはポーランド語学科は1学年に8名程度ということなんだろう。うち、男性が1名なので極端に女性が多い学科だ。


客足が減ったので、昼変えなかったものを買うチャンス日が暮れてきた。

家に帰る前に、だめ押しでもう一軒行ってみよう。この時間なら、対して行列を作らずにお店の料理が買える。

スペイン語学科だったかな、暗くなってきていたので覚えていないのだが、タコスを買うことにした。お昼、買いたくても待ち時間が結構かかると言うことだったので諦めていた料理だ。


タコスタコス。


最終日なのに、早じまいしないで真っ暗になっても模擬店は営業続行。頭が下がるこの時期、5時をすぎればもう真っ暗だ。

真っ暗になり、寒さが増してきている中、まだ学生さんたちは料理づくりに奮闘していた。ホント頭が下がる。頑張っているなあ。


円形広場以外の場所ではサークルや同好会が模擬店を営む円形広場から、キャンパスの外れの外国人寮、国際交流会館に向かう道は両脇に仮設テントが設置され、各種サークルがお店を開いていた。

中にはこたつを持ち込んで、団らん可能にしているようなお店もある。こういうのを見て回るだけでも、楽しい。本当はこのあたりを占めるサークル系模擬店の料理も食べ歩いてみたかったのだが、円形広場の世界料理に夢中でそれどころじゃなかった。


昼間は客が居なかったバーも、この時間は盛況ところどころ、バーや居酒屋の模擬店があるというのが面白い。

お昼時は、たくさんのお酒の瓶に囲まれて間が抜けた感じだったバーも、この時間になると俄然引き締まった感じになってきていた。お客さんの数も増え、なにやら楽しそうだ。

そろそろ外語祭終了。

テントを完全密閉して、有料制のサンバライブハウスがあるようだ。日が暮れたこともあって、やけにノリのいいパーカッションのリズムが響き渡る。今日が最後だということもあってか、全員がのりのり。

何だか、今日はとっても楽しい一日だった。こんな有意義な、お腹も頭もお腹一杯になる時間を過ごせて本当に良かった。

・・・そのまま帰宅すれば良かったんだけど、何故か帰宅途中、大学正門前にある沖縄料理屋でゴーヤをつまみつつオリオンビールを楽しんでしまった。軽く酔いつつ、ふとひらめいた。「そうだ、人数が多ければ、もっともっとたくさんの国の料理を、ちょっとずつ味わうことができるぞ」と。

そんなわけで、次回の外語祭はアワレみ隊企画、もしくはBBSのオフ会にしようかな、と思いついた。円形広場に陣取って、みんなで手分けして各国料理と各国アルコールを仕入れてくる。で、あれこれみんなで食べるという、「みんなで世界食べ歩き」。これ、絶対面白いと思う。次回、11月はスケジュールを開けておかなくちゃ。

・・・と思ったら、そういえば法事で帰省しなくちゃいけないんだった、この時期。世界どころか、日本に閉じこもることになりそうな予感。

(2006.01.18記)

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