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信州高遠温泉さくらの湯(長野県上伊那郡高遠町)

2001年11月02日【店舗数:095】【そば食:179】

十割そば

「アワレみ隊日本分断作戦〜国道152号線完全縦走〜」企画を進めているうちに、夕刻高遠に到着した。まずは一日の疲労をぬぐいさろう、ということで「さくらの湯」という日帰り入浴施設に立ち寄った。

ここは、広い休憩スペースが用意されていて、ゆったりくつろぐにはとても便利。どこか適当な場所でテント泊をしようと考えている我々にとっては「ああ、座敷はええのぅ」「ここで泊まらせてくれんかのぅ」という羨望のまなざし。

そんななか、昨晩徹夜で企画スタート地点の上田までやってきた メンバーの二人は、湯上がりの心地よさからお座敷でうたた寝を始めていた。

ふーむ。

この間に、こっそりとお蕎麦食べちゃおうかなあ。

先ほどから、壁にかかっている「店長の手打そば」というのが気になっていたのだった。日帰り入浴施設だというのに、店長おん自ら手打蕎麦を打っている、というのは興味深い。しかも10割そばときたもんだ。気になる。美味いか不味いかはともかく、なんだかとても惹かれる。

ただ、この時間に「おやつ」として蕎麦を食べるのは、さすがにちょっと気が引けた。「そんなん食べてると太るぞ」とイヤミを言われそうだ。しかし、メンバーは現在居眠り中。

時は来た!


そんなに大げさに言うことじゃないんだけど、まあちょっとドキドキしながら十割そばをゲット。

通常のつゆのほかに、ごまだれも付いているお得バージョン。


案外いけてる蕎麦だったので、いい意味で驚いた。

驚いてしまった以上、この気持ちを誰かに伝えたくなった。

寝ているしぶちょおのところにお盆を運んで、蕎麦をひと手繰り。寝息をたてている口のなかにするすると、投入。まるでワカサギ釣りをやっているような感覚。

「むふっ」と一瞬むせたが、蕎麦を食わされているということに気づくや、そのまま何事もなかったかのように寝たまま蕎麦を食べた。おお、何だか新手の生き物に餌付けをしている気分。人類はいまここに、新たな一歩を築きました・・・ってな感じ。


「あっ、おかでん何一人でいいことやってんのよ。・・・どうしようかなあ」

ともぐもぐしながら考えていたしぶちょお、数分後には暖かいそばをすすっている姿があった。

手前は、熟睡するばばろあ。

(2005年10月24日 記)

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