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一心たすけ(東京都港区三田)

2004年10月01日【店舗数:177】【そば食:320】

天せいろそば

三田に、「一心たすけ」という立ち食い系の蕎麦屋ができていた。この辺りは学生街兼ビジネス街ということもあって、いろいろなお店がひしめいているので見落としがちだ。いつの間に出来たのだろう。いや、ひょっとしたら随分前からあったのかも知れない。気づかなかっただけ・・・?

待て、そんなはずはない。イラク難民でも、いや間違えた、いくらなんでも(うわ苦しいギャグだ)、このデカい看板を見落とす筈がない。何だ、こりゃ。

店を圧倒的インパクトで飾っているのが、軒先に掲げられた木の看板だ。あれ、本物の木だろうか?相当でかい。一枚板だとすれば、一体樹齢何年の木だったらあんな大きさにできるんだろう?と考えてしまう。立ち食い蕎麦屋にしては、気合いが入りすぎているくらいの看板だ。このごつい看板の下に、もう一枚看板があるのだからご丁寧だ。この店、メチャ看板好きか。

このでかい看板、何やら塩を振りかけられたナメクジの悶絶のような字がしたためられている。きっと、どこかの高名な書画家にお願いしたのではないか。そうでないと、あまりに「下手くそな文字」で、納得がいかん。まさか3歳児に書かせたわけではあるまい。

それにしてもでかい看板だ。前からこの店の前を通るたびに気になっていたが、こういう看板を掲げているということで、「何か拘りがある蕎麦屋っぽい」という認識になり、そして「美味そうな蕎麦屋だな」というポジティブな連想になっていく。たかが看板、されど看板だ。看板一つで、客を呼べる。

でも、重そうだよな・・・支えきれてるのだろうか。メニュー物色中、ギロチンみたいに上から落ちてきたら大惨事だ。思わず「たすけてー」と叫ぶんだろうな、きっと。

おっと、お後がよろしいようで。

 

いいね、今日のおかでん冴えてるぞ。

 

しかし、冴えているつもりでも、自動券売機を前にして少々戸惑ってしまった。何しろ、メニューが多い。多すぎるのだ。目を高速に上下左右に動かして、メニューの全体像を把握しようとするのだが、どうも頭に入ってこない。そりゃそうだ、後で数えてみたら、お蕎麦だけで25種類も存在した。これに大盛り券だのなんだのが加わるのだから、もう自動券売機はカオス状態だ。

食券買うだけでオドオドしているのはダンディズムに反するし、後ろには食券を買い求めようとするオッチャンが並んできたし、ううむ、ここはさっさと選ばなくては。えい。

結局買ったのは、「天せいろ」だった。ま、立ち食い蕎麦屋のフラッグシップモデルですな。どこのお店でも、この天せいろが食券機の中でも一番目立つ位置にボタンが配置されているもんだ。迷ったら、これを選べばいい。

カウンター越しに店員さんに食券を渡す。前の人のマネをすればいいから、初めてのお店でも流儀は困らない。

食券を出す際に、「そばで。」とお願いする。ま、普通だな。

しかし、店員さんから

「天ぷらは、こちらにある中からお好きなモノを一つお選びください」

と言われて面食らった。言われてみれば、目の前にはセルフうどんの店のように、バットに盛られた天ぷらがずらっと並んでいた。ええと、かき揚げ、春菊天、ちくわ、いか、なす、アジ、コロッケ、他には何があったかな。結構種類豊富だ。これは目移りする。いいサービスではないか。やるな、このお店。

そういえば、お好み天ぷらを2品盛れる天せいろも、メニューにあったような気がする。これだけよりどり並んでいると、2品選びたくもなる。


天せいろそば。これで380円だからお得だろう。蕎麦は生麺を使っているようで、食感が良い。店内を流れるJAZZのBGMにあわせて、スゥイングしながら蕎麦を手繰る。

ずるずるすすりながら、お品書きを眺めてみたら「納豆そば」とか「冷やしピリ辛そぼろそば」といった何やら面白げなメニューもあるようだ。納豆そば・・・想像すらつかん。一体どんな味になるのだろう。納豆の臭いと味が圧勝してしまい、蕎麦の風味もへったくれもなさそうな気がするのだが・・・。

とりたてて蕎麦がうまいとは思わなかったが、いたるところで「おっ」というオドロキがあって、好印象を持ったお店だった。三田駅からすぐそば、という事もあって、今後もちょくちょく使う事がありそうだ。単なるもりそばだと250円と、かなり安いというのもメリット感高いし。

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