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せいいち(広島県中区胡町)

2007年02月06日【店舗数:223】【そば食:396】

割り子そば

せいうち、じゃないぞ。せいいちだぞ。セイウチだったら牙をはやした北極の動物になる。

そんな名前の蕎麦屋が、八丁堀のデパート街の裏手にあるんだという。しかも出雲蕎麦を出すという。

出雲蕎麦は、物心ついてから食べた記憶がないので、ここは是非食してみたいところだ。何も広島で出雲を満喫しなくても良いのではないかと思うが、いやいや、たまには毛色の違う蕎麦を喰らうことも良いことだ。

流川という、中四国最大の繁華街の入口に向かう。この入口すぐ脇にお店がある。


あった、せいいち。

すぐ近くに讃岐うどんの店があったので、「まさか、時代の流れで讃岐うどん屋に鞍替えしたのか!?」と焦ったが、ちゃんと時代を受け止めて、お店は健在だった。

手打ち出雲そば、という提灯がぶら下がっている。

 


早い時間だったということともあり、店内には誰もいなかった。こういう暇な時間であるときこそ、酒肴とともにお酒をまったり愉しむ格好の時間帯と言えるわけだが、何となくそんな気分になれなかった。

お店がなんとなく喫茶店的雰囲気だったというのがあったのかもしれないし、朝ご飯を食べてからまだあまり時間が経過していなかったからなのかもしれない。大人しく「割り子そば」のみを注文する。

「割り子」とは、出雲蕎麦独特の食べ方で、・・・と説明しようかと思ったけど、面倒なのでやめた。どうせ後に出てくる写真を見れば一目瞭然だし。

「割り子、2枚しかないですけどそれで良いですか?」

なんて店員さんに聞かれてしまった。普通、3枚、4枚と重ねて食べるものらしい。なるほど、道理で割り子そばの値段が460円と妙にお安いわけだ。あんまり食欲も無かったし、このあとますゐに行こうと思っていたので「2枚で結構です。」と必要以上に力強く宣言。


今日一発目のお客さんんだったということもあって、やや調理に手間取ったが、しばらくして割り子そば到着。

ご覧の通り、小さい器に蕎麦が少量盛りつけられ、それが積み上げられているのが「割り子」。仏様に差し上げるお供え物にしては量が多いね、わんこそばと比べてもちょっと量が多いね、というボリューム感だ。

これに、徳利からつゆを器にじゃーっとかけて、そのまま食す。ぶっかけ風な食べ方だ。このお店の場合、薬味としてねぎ、きざみ海苔、もみじおろしが既に載せられていた。そば湯も既に湯飲みにスタンバイされているのも準備万端。


出雲蕎麦なので、皮ごとの挽きぐるみ。だから茶色っぽい麺の色が特徴。こいつをわしわしと喰らうのが、なんとも「蕎麦喰ってるゥゥゥ」感があってよろしい。胃袋と財力が許すなら、こいつをわしわしと10枚くらい立て続けに喰らうと、さぞや爽快感があるだろう。本日のワタクシめは、大人しく標準の2枚でストップしたけど。

食後、ふぅと一息ついたところでお品書きを見てみたら、酒肴の欄にいろいろ興味深い料理が並んでいることに気が付いた。のやき、出雲あげ半、ちびっこ天、野焼きあげ・・・なんだ、ちびっこ天って。猟奇的なものじゃないだろうな。

出雲独特の酒肴を楽しみつつ、出雲そば。そういうのもたまにはいいかもしれん。

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